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英語好きの小学生減少

https://www.asahi.com/edua/article/14808736

英語を好きだと答える小学生が減ったというタイトルですが…

どちらかというと、それ以外の情報に目がいきました。

小学6年生では確かに減っていますが、中学3年生ではむしろ英語好きが増えているんですよね。

中学3年の方に焦点を当てると、良い傾向だと思います。

それから、記事の後半にもありますが、

□英検3級以上の英語力がある中学3年生は年々増えている

□英語力の二極化が進んでいるのではないか

この点の方が興味深いですね。

実際、入試で求められる英語力は年々高まっていますから、それに対応して中学生の英語力は伸びているのでしょう。

教科書も変わり、ここでも求められる単語力、読解力は高まりました。

後半の記事は共感できる内容がたくさんあり、

・いまの中1の教科書はとにかく難しい

・ついていけない生徒が増えている

・これまでなら普通にできていたはずの子がついてこられなくなっている

・中1を教えるのが一番大変だ

このあたりは、私も英語を教えていてよく思うことであり、ブログにも何度か書いたことがありますから、よくわかる声でした。

逆にいうと、

それまでの英語教育では余裕でついていけていた(力を持て余していた)子が、さらに伸びるようになった

ということもできますね。伸びる子はさらに伸びるようになったということも感じています。

あとは、

・授業時間が増えない中で、教える内容を増やすのは無理がある

これもよくわかります。中学生の勉強時間が増えない中で、求められる内容のレベルだけが上がっていますから、それは今まで通りやっていたら、ついていけない子も出て来るでしょう。

ですから、求められるレベルに合わせて、勉強時間を増やすことができた子が、さらに伸びているのでしょうね。

私の頃に比べると、今の子の方が本当に大変ですが、それだけ高い力を身につけるチャンスでもあります。

ついていけない、置いていかれるのではなく、今の状況を利用して、英語がさらにできるようになってほしいですね。