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余白

指導中にずっと意識していることは、

生徒に余白を与えることです。

余白は、考える余白のことですね。

自分で考えないと育ちません。

ですが、放っておき過ぎるのも問題です。

ちょうどいい感じをいつも探っています。

1から10までをこちらが言ってしまうと、

生徒が考える余白を奪ってしまい

生徒は自力では考えなくなってしまいます。

ご家庭でもそうかもしれませんね。

言わないのも心配ですが、言い過ぎると子供の自発性を失わせます。

塾で丸付けをした後に、生徒に一度、自力で直しをさせるのもそのため。

答えを言うだけなら簡単ですが、言ってしまうと育ちません。

むしろ、生徒が自力で考えてきた結果の、惜しい間違いの方にこそ価値があります。

それと比べると、こちらから提示した答えにあまり価値はありません。

新人塾講師の失敗あるあるが、この「教え過ぎ」によるもの。私も昔、よくやりましたが…。

これは「教える」ことに焦点を当て過ぎて、生徒を「伸ばす」ことに焦点が当たってない状態です。

まぁ、お手本を示すとき、解き方を示すことが必要な場面もありますので、

全ての場面で答えを示してはいけない、教え過ぎてはいけないと言うわけではありませんが。

こういったこともあり、「今生徒の頭は働いているかな?」「この後、質問が出るとベストだな」と思いながら指導しています。

生徒の発言待ちをしながら指導している、という感じですね。

生徒が思わず答えや考えを言いたくなるような指導がベストかと思っています。

最近はこういったやり取りが特にできていますから、これをキープしたいですね。