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莵道高校

引き続き、高校のことを。

高校のことについては、事実ベースのこともありますが、

あくまでも私が思ったことや、経験則から推測していることなどがありますので、

もっと網羅的に情報を知りたい方は、

高校のホームページや説明会に行くことをお勧めします。

さて、莵道高校について書きます。

莵道高校は、

JR黄檗駅から、徒歩20分。

坂がきついことで有名です。

この、坂のきつさが、

受験生にとって、高校選びのハードルになっていた時期もあるのですが、

電動自転車の急速な普及により、

最近は、このハードルが低くなったようですね。

湧学館でも、前回の説明会に来てくれた莵道高校の女の子がいたのですが、

保護者の方が、「あんなに細い足の子でも、電動自転車で通えるんですね」と、驚いておられました。

電動自転車、有能です。

実際、莵道高校でも、かなり電動自転車で通う子が増えたようですね。

また、坂がきつい、というのはデメリットだけではなく、

坂を登った先には、落ち着いた環境。見下ろせる景色が広がっています。

周りの喧騒がないので、学習環境としては最適です。

莵道高校に適しているのは、

この、落ち着いた学習環境を求めている子。

より良い大学進学を求めて頑張る意欲がある子。

だと思います。

実際、湧学館でも、莵道高校の生徒は学習意欲が高い子が多く、

高2くらいから火がついて、立命館大学や同志社大学を目指して頑張ってきました(無事、全員合格しています)。

内申点が悪く、南陽や城南菱創高校には届かなかったけど、

中3から勉強に目覚めた子で、これから国公立大学や関関同立を目指したい、という、

遅咲きの子に合うと思います。

〜西城陽高校との比較〜

入学する子は、だいたい内申点で3.5~4.0がボリュームゾーンかと思われます。

これは、西城陽高校を目指す層と似通っていますね。

ここで、ほとんどの子が比較するわけですね。「僕(私)の成績だと西城陽や莵道が良いらしいけど、どっちにしよう?」と。

あくまで私の印象ですが、性格面では、

真面目でおとなしくて、ちょっと引っ込み思案の子が、莵道高校を選ぶ、

そんな傾向があるように思います。

どちらの高校も、昔は、厳しくて有名だったのですが、

両校とも、すっかり変わり、

西城陽は楽しい方向に変わり、

しかし、莵道高校はまた別の方向を向いているように思います。または、方向を見定めているところか。

比較的おとなしい子が、西城陽高校を見学したときに、「ちょっと違う」という感想を持ち、

莵道高校を選ぶ。ここ数年で、そんなことが増えてきました。

多分、この傾向は続くと思います。

私としては、うまく、色分けされているように思います。

〜莵道高校の変化〜

では、どのように変わろうとしているのか。

昔のように、厳しいイメージはなくなったと思います。

授業一筋ではなく、フィールドワークや地域連携が増えて、

土曜講習なども、強制参加ではなくなったようです。

課題が多いというのも、最近では聞きませんね。

「チーム莵道」という、全員が普通科で、

絆の強さを強調し、全体で行動するという言葉も、

数年前までは、しょっちゅう聞いたのですが、

今回は、パンフレットにも、説明を聞いても出てきませんでした。

時代のニーズに合わせて、変化されようとしているのがわかります。

〜どんな子に合うのか〜

さて、最初にも書きましたが、

大人しくて真面目

学習意欲がある

莵道高校でやりたい部活動がある

落ち着いた学習環境が気に入った

などの子に合うと思います。

莵道高校の先生もおっしゃっていましたが、

何も言わずとも、全員が授業のチャイムが鳴る前に座っていて、

学校の周りにはセブンイレブンしか寄るところがないようです。

良い意味で、何もないというか、落ち着いてそうですね。

こういう雰囲気が気にいる子は、充実した学校生活を送れると思いますよ。

ということで、莵道高校の説明でした。

あとは、莵道高校も、今年からクラスを1つ減らしますね。定員が280名から、240名になります。

どれくらいの倍率になるかわかりませんが、

もし、オール3程度で、実力テストが100も超えないとなると、ちょっと頑張った方がいいかもしれません。

それより少し高かったとしても、私なら、ちょっと危機感を覚えて伝えます。受験は、特に本番は、何が起こるかわかりませんから。